札幌200か1677乗車記+α - 2014.04.13 Sun
既にリンクなどには貼ってあるのですが、新たにサイトを作りました。
さっぽろバスピクトリアルで、複数名で管理を行っているサイトです。
その中のさっぽろバス図鑑がメインコンテンツで、札幌を中心に北海道内のバスを1台ずつ紹介しています。
その更新も行っておりますので、まだまだ出来たばかりで今のところはコンテンツも少ないですが、よかったらご覧ください。
1か月前の話ですが、北海道中央バス西岡営業所所属、札幌200か1677に乗車してきました。
中央バスのHPで引退の話が出る数日前に引退することも知らずに偶然乗車する機会があり、乗って来ましたので乗車記を書きたいと思います。
この日乗車したのは、札幌駅14:00発『午後の札幌遊覧バスコース』、札幌市内観光地数か所に立ち寄るツアーで、料金は大人2400円でした。
札幌駅前バスターミナルで乗車券を購入してしばらく待ち、発車の10分程度前にバスへと案内されます。
札幌駅を定刻から約3分遅れで発車し、まずはサッポロビール博物館へと向かいます。
2階席に座っているとやはり普通のバスよりもかなり高いですね、いつもとは違う位置から車窓の景色を眺めるのも新鮮です。
東営業所の3273とのすれ違い。1677の前には他のコースの定期観光車の姿も。

札幌駅を出て約10分でサッポロビール博物館へ到着しました。

サッポロビール博物館ではサッポロビールの歴史について学びます。案内の方がついて、約40~50分程度サッポロビール博物館で展示物などを眺めます。

案内終了後、ビールやソフトドリンクの試飲ができます。
100年以上前から販売されているソフトドリンク、リボンナポリンを頂きました。お菓子がついて100円。

飲み終えると集合時間が近づいてきたのでバスへと戻ります。
サッポロビール博物館を出ると、札幌ターミナルの横を通り、豊平橋へと向かいます。

豊平橋からは豊平川河川敷を経由し、ミュンヘン大橋のほうへと進んで行きます。

地下鉄澄川駅の前を通り、羊が丘展望台の中へ入ります。

羊が丘展望台では50分程度の自由時間があります。


この日は天気が悪く、展望台からの眺めはあまり良くはありませんでしたが、せっかく来たわけですからクラーク像でも。

羊が丘展望台では西岡営業所の車両も頻繁にやって来ます。

乗務員さんやガイドさんと少しお話させていただき、羊が丘展望台を後にします。
札幌ドームの横を通り、降車停留所の案内が始まります。最初の降車停留所は福住駅、国道36号線を通りそのまま札幌都心へと向かって行きます。
乗車前にイヤホンが配られ、マルチステレオで聴きます。乗車中は案内や音楽が流れており、それを聴きながらぼーっと車窓を眺めているとあっという間に札幌都心に。
定刻より30分程度早く札幌駅へ戻って来ました。(画像はラストランの日に撮影。)

短かったですが値段も安く、乗車もしやすい定期観光でした。住み慣れた札幌の町を観光してみると新たな発見などもあるものです。1677は引退してしまいましたが、他の定期観光路線も乗車してみたいものです。
乗車車両の札幌200か1677の紹介です。
1985年7月製造で、札22あ4205というナンバーが付けられました。フル装備仕様、当時としてはまだ珍しかったであろうフィンガーシフトの車両です。また、内装も非常に凝ったものであり、当時の中央バスの力が入れようがはっきりと分かる仕様です。
最初は都市間高速バスで運用されていましたが、その後定期観光に使用され、約10年で引退し、保存されました。
2005年秋に奇跡の復活を果たし、札幌200か1677というナンバーをつけて西岡営業所へ配属されました。
シートモケット交換やエンジン等も弄られていますが、トイレがそのまま残っていたり、内装も最小限の改造で済まされており、登場時の仕様とほとんど変わらないまま、運用を開始。
西岡営業所でも定期観光として活躍、2014年3月31日の運行をもって引退となりました。



現在は前扉は使用されず、中扉からの乗降となっています。

中扉から乗車してみます。トイレも物置となっており、1階部分は乗務員用スペースになっており、一般の方は基本的に立ち入ることはできません。

結構急な階段を上り、2階へと進みます。壁や床を見ても非常に凝ったものになっています。

そして2階へ。基本的にガイドさんも1階に居るため、走行中は乗客以外いないところでもあります。

車内中ほどが一番広い席です、温風も吹き出しており、冬はここが一番暖かかったりします。
細かいですがカーテンも普通の高速車とは違って良いものが使われています。

車内後方はどの席も割と広いです。空いていれば自由に移動できるので後ろの席に座っていました。
また、一番後ろには非常口が設置されています。

座席も今の車両よりも良いものを使っていますね、少し柔らかいこともあり座り心地も良いです。
一番前にはカメラが設置されており、運転席に設置されているモニターから2階の様子を見ることもできます。

車内前方から車内の様子を。

一番前には受話器が設置されています、運転席に設置された受話器へとつながります。
一番前の席からの眺めも良いでしょうねー。

引退の話が出てから何度か撮影することができました。



全国的にも貴重な車両ですし、当時の中央バスのこだわりが分かる車両。今後も保存されることを祈ります。
【車両詳細】
登録番号:札幌200か1677←札22あ4205
型式:ふそう P-MU515TA
車体:呉羽自動車工業
製造年月:昭和60年7月
設備:トイレ・冷蔵庫(どちらも2005年の復帰後は未仕様)・マルチステレオ付き
さっぽろバスピクトリアルで、複数名で管理を行っているサイトです。
その中のさっぽろバス図鑑がメインコンテンツで、札幌を中心に北海道内のバスを1台ずつ紹介しています。
その更新も行っておりますので、まだまだ出来たばかりで今のところはコンテンツも少ないですが、よかったらご覧ください。
1か月前の話ですが、北海道中央バス西岡営業所所属、札幌200か1677に乗車してきました。
中央バスのHPで引退の話が出る数日前に引退することも知らずに偶然乗車する機会があり、乗って来ましたので乗車記を書きたいと思います。
この日乗車したのは、札幌駅14:00発『午後の札幌遊覧バスコース』、札幌市内観光地数か所に立ち寄るツアーで、料金は大人2400円でした。
札幌駅前バスターミナルで乗車券を購入してしばらく待ち、発車の10分程度前にバスへと案内されます。
札幌駅を定刻から約3分遅れで発車し、まずはサッポロビール博物館へと向かいます。
2階席に座っているとやはり普通のバスよりもかなり高いですね、いつもとは違う位置から車窓の景色を眺めるのも新鮮です。
東営業所の3273とのすれ違い。1677の前には他のコースの定期観光車の姿も。

札幌駅を出て約10分でサッポロビール博物館へ到着しました。

サッポロビール博物館ではサッポロビールの歴史について学びます。案内の方がついて、約40~50分程度サッポロビール博物館で展示物などを眺めます。

案内終了後、ビールやソフトドリンクの試飲ができます。
100年以上前から販売されているソフトドリンク、リボンナポリンを頂きました。お菓子がついて100円。

飲み終えると集合時間が近づいてきたのでバスへと戻ります。
サッポロビール博物館を出ると、札幌ターミナルの横を通り、豊平橋へと向かいます。

豊平橋からは豊平川河川敷を経由し、ミュンヘン大橋のほうへと進んで行きます。

地下鉄澄川駅の前を通り、羊が丘展望台の中へ入ります。

羊が丘展望台では50分程度の自由時間があります。


この日は天気が悪く、展望台からの眺めはあまり良くはありませんでしたが、せっかく来たわけですからクラーク像でも。

羊が丘展望台では西岡営業所の車両も頻繁にやって来ます。

乗務員さんやガイドさんと少しお話させていただき、羊が丘展望台を後にします。
札幌ドームの横を通り、降車停留所の案内が始まります。最初の降車停留所は福住駅、国道36号線を通りそのまま札幌都心へと向かって行きます。
乗車前にイヤホンが配られ、マルチステレオで聴きます。乗車中は案内や音楽が流れており、それを聴きながらぼーっと車窓を眺めているとあっという間に札幌都心に。
定刻より30分程度早く札幌駅へ戻って来ました。(画像はラストランの日に撮影。)

短かったですが値段も安く、乗車もしやすい定期観光でした。住み慣れた札幌の町を観光してみると新たな発見などもあるものです。1677は引退してしまいましたが、他の定期観光路線も乗車してみたいものです。
乗車車両の札幌200か1677の紹介です。
1985年7月製造で、札22あ4205というナンバーが付けられました。フル装備仕様、当時としてはまだ珍しかったであろうフィンガーシフトの車両です。また、内装も非常に凝ったものであり、当時の中央バスの力が入れようがはっきりと分かる仕様です。
最初は都市間高速バスで運用されていましたが、その後定期観光に使用され、約10年で引退し、保存されました。
2005年秋に奇跡の復活を果たし、札幌200か1677というナンバーをつけて西岡営業所へ配属されました。
シートモケット交換やエンジン等も弄られていますが、トイレがそのまま残っていたり、内装も最小限の改造で済まされており、登場時の仕様とほとんど変わらないまま、運用を開始。
西岡営業所でも定期観光として活躍、2014年3月31日の運行をもって引退となりました。



現在は前扉は使用されず、中扉からの乗降となっています。

中扉から乗車してみます。トイレも物置となっており、1階部分は乗務員用スペースになっており、一般の方は基本的に立ち入ることはできません。

結構急な階段を上り、2階へと進みます。壁や床を見ても非常に凝ったものになっています。

そして2階へ。基本的にガイドさんも1階に居るため、走行中は乗客以外いないところでもあります。

車内中ほどが一番広い席です、温風も吹き出しており、冬はここが一番暖かかったりします。
細かいですがカーテンも普通の高速車とは違って良いものが使われています。

車内後方はどの席も割と広いです。空いていれば自由に移動できるので後ろの席に座っていました。
また、一番後ろには非常口が設置されています。

座席も今の車両よりも良いものを使っていますね、少し柔らかいこともあり座り心地も良いです。
一番前にはカメラが設置されており、運転席に設置されているモニターから2階の様子を見ることもできます。

車内前方から車内の様子を。

一番前には受話器が設置されています、運転席に設置された受話器へとつながります。
一番前の席からの眺めも良いでしょうねー。

引退の話が出てから何度か撮影することができました。



全国的にも貴重な車両ですし、当時の中央バスのこだわりが分かる車両。今後も保存されることを祈ります。
【車両詳細】
登録番号:札幌200か1677←札22あ4205
型式:ふそう P-MU515TA
車体:呉羽自動車工業
製造年月:昭和60年7月
設備:トイレ・冷蔵庫(どちらも2005年の復帰後は未仕様)・マルチステレオ付き
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