2014年7月~8月の成果・車両動向 - 2014.08.26 Tue
JHBも中央バスも新車が入る時期になって来ました。今年は2社とも結構な台数の新車が入りそうですね。
今回は先月から今月にかけての成果と車両動向を書いていきたいと思います、
●道北方面での成果①
先月、達布・羽幌のほうへ行ってきました。
小平町達布地区。もともとは達布も炭鉱で栄えており、留萌方面へ鉄道が走っていました。その後、バスによる運行となりてんてつバス(達布留萌線)が留萌神社下(留萌市)~達布学校前(小平町)間の路線バスの運行を行ってきました。
しかし、2014年10月に路線廃止が決定、それ以降は小平町がデマンドバスを運行することになります。
…と言うわけでまずは達布へ行ってみました。
こちらは達布の中心部にある達布営業所前です。ただし現在は単なる回転所状態になっているため、営業所の事務所内は基本的に誰もいないようです。



てんてつバスと言えば赤白塗装の車両が浮かんできますが、現在は達布留萌線で運用されているのは主に真っ白な車体のエアロミディ(旭川200か906/元西会津町所有)です。



ちなみに達布営業所前に貸切車が置かれていました。いたのは割と新しいナンバーのMS7でした。


達布営業所前から200mほど進むと車庫があります。達布留萌線向けの予備車とスクール用の車両が在籍しているようで、車庫の中で眠っていました。

達布営業所から1~2km程度進むと炭鉱施設の跡地が見えてきます。そして、その近くに達布留萌線の始発停留所となる達布学校前停留所があります。
学校と思われる施設が近くにありましたが、工事中でした。付近には民家もほとんどありません。

達布営業所から達布学校前に回送して行ったバスが、再び達布営業所前に戻って来ました。

そして誰も乗らないまま、達布営業所前を出発して行きます―
果たして、留萌に着くまでに何名が乗車するのでしょうか。バスが発車して行くと、再び達布の中心部は静かになり、聞こえるのは虫の音とたまに通過する車の音くらい。数十年前は炭鉱で栄えていて、バスの利用客も多かっただろうと思いますが、今では町人が歩く姿すらほとんど見れない状況。
てんてつバス達布留萌線が走っている風景が見れるのもあとわずか―

今回は乗車することができませんでしたが、廃止前にぜひ乗ってみたい路線であり、おすすめしたい路線です。
達布の自然豊かな緑、そして留萌に近付くにつれて見えてくる日本海。そんな景色が車窓には広がっています。魅力的な路線がまた一つ、消えようとしています。
その後は羽幌へ行ってきました。
買い物がてら立ち寄った沿岸バス羽幌本社にて。


帰る途中、北竜に立ち寄ってみました。
サンフラワー北竜にやってくる碧水と滝川を結ぶ路線に入っている中央バスのレインボーと…

ひまわり畑を見てきました!
…少し時期が早かったようです…。

●道北方面での成果②
先日、旭川のほうへ行ってきました。
行きは、旭川経由紋別行きに乗車。札幌200か1900番台の固定運用で、この日も札幌200か1951が運用に入っていました。しかし長い間、紋別・遠軽の固定となっているため、次の新車あたりでそろそろ外れるのでは…と言う気がしたので、今回乗ってみました。
深川~旭川鷹栖間が通行止めとなっていたため、一般道迂回となり約30分遅れで旭川ターミナルに到着しました。

旭川駅バスタッチへ。ここが旭川駅とは思えないほど近代的で、そして従来のごちゃごちゃした旭川駅近辺のバス乗り場も旭川駅バスタッチ発着路線ができたことにより若干分かりやすくなりました。
旭川駅の駅舎が新しくなってもう4年近く経ちますが、バスターミナルも作られました。旭川駅バスタッチ自体はかなり大きいですが、現在は発着するバスは少ない状態です。

旭川駅バスタッチ内にバス待機所も作られましたが、従来のバス回転所で待機しているケースが多いようです。

いくつかバスも撮ってきたので紹介します。
まずは旭川電気軌道から。1番線でツーステップ車が入っていました。個人的にこの路線でツーステを見たのはかなり久々でした。

去年導入のエアロスターノンステップ、QKG-MP37FM。旭山動物園方面の固定運用状態でしたが、現在は他の路線でも使用されているようです。


2台の並びも実現しました…!

続いて道北バス。まずは元横浜市営バス96年度車。

元神奈中のエアロミディ。レインボー、エアロミディともに稼働しているのを目撃しています。

こちらは自社発注の旭川230あ1。しばらく運用から外れていたようですが、久々に動いている姿を見ることができました。

元都営バスもまだまだ現役です。7Eのほうも稼働しているのを目撃しました。

ツーステップ車が多かった道北バスも最近では移籍車はノンステップ車の導入がメインとなり、ノンステップ車率が上がりました。
特に多く見かけるのが元尼崎市営。KC-MP747K、KC-UA460LANともに高頻度で見かけます。


去年の移籍車、旭川200か951、西東京バスから。道内では西工中型車が本格的に導入されていなかったこともあり、この手の車両は珍しいですね。

最後に路線車では一番新しいナンバーとなっている旭川200か977、西武バスからの移籍車です。2012年からKL-が移籍してくるようになりましたが、新7Eの移籍はこの車両が初となっています。

●道南バス札幌営業所にて
道南バス札幌営業所を見学させていただきました。
道南バス札幌営業所では特定輸送のスクール便を受け持っており、変わった車両も在籍しています。

まず古参となるP-から。元京急バスのP-HT235BAが3台在籍しています。
札幌200か3232(165)と3233(164)は所謂京急型ワンステップです。全国的にまだ残っているP-の京急型ワンステは貴重な存在ではないでしょうか。道内では十勝バスと道南バスに残っています。






米粒テールの車両もあまり見かけなくなってきましたね…。

元京急バスのP-HT235BAのうち、1台はツーステップ車となっており、登録番号は札幌200か3231(166)です。
銀サッシ二段窓のため、京急型ワンステの方よりも古そうに見えますが、年式は同じ1990年式です。


あともう1台、P-がいます、こちらは札幌200か843(160)。元都営バス都市新バス仕様のP-HT233BAです。
まだまだ札幌市内でも都市新バス仕様車を見ることができます。道内で同型車が残っているのは士別軌道くらいでしょうか。


続いてU-。エアロスターK(U-MP618P)が3台(札幌22か3189~3191)在籍しています。もともとは大阪市営バスにいた車両で、5年程度で道南バスへ流れてきました。
仕様路線が決まっていたこともあり内装もかなり良い仕様で、運賃表が設置されていない代わりに運賃表設置スペースに時計が設置されています。



続いて札幌200か3315(304)。元自家用かと思われるU-MP618Pです。


KC-の大型ショート車も在籍しています。札幌200か3468(305)、元自家用かと思われる車両で型式はKC-RU1JJCAです。

そして最近新たに札幌営業所に入ってきた車両がいます。札幌営業所のスクール専属車としては初のKL-でしょうか。
札幌200か3734(306)、全国的にも珍しい新7Bのトップドア車で、型式はKL-UA452PANです。もともとは洞爺湖町が保有していた車両ですが、道南バスに移籍し、札幌営業所に転属してきたようです。


●札幌圏のバス動向ほか
中央バスですが、お盆期間中の増便関連で旭川から貸し出されたと思われる旭川200か400がたきかわ号に入っていました。現在は旭川復帰しているかと思われます。

西岡営業所では芸術の森関連で車両不足となっているため、冬季対策車である札幌22か2390、そして他所から転属してきた札幌22か2677、2693が稼働しています。基本的に毎日のように動いているようです。しかし、あと1ヵ月程度でこの風景も見れなくなるでしょうし、残念な限りです。


続いてJHB。新車が今年も30台以上入って来ると思われるJHBですが、当然ながら引退する車両も出ています。
特に衝撃的だったのは、札幌市営バス最後の新車が全滅したことです。2001年に札幌市営バス琴似営業所に4台の新車(ふ01-1~4/KL-MP37JM)が導入されましたが、CNGの関係から残念ながら4台すべて引退したようです。
これにより、札幌市営バス最後の新車が全滅となり、JHBが所有する元札幌市営バスで一番新しいのは97年式となりました。
ちなみにこの4台は去年に厚別営業所へ転属、末期はスクール程度でしか稼働していませんでした。

最後に夕鉄バスの話題です。夕鉄バスでは9月からダイヤ改正が実施されることになったようです。
野幌営業所の乗務員不足などの影響からか大減便となりました。特に採算が取れなかったのであろう文京台・札幌都心方面の路線は相当な減便となりました。これにより、札幌都心へ行く便は昼の1本のみとなりました。朝・夕の便は割と乗っていた印象がありましたが、すべてなくなってしまうようです。

91年式をすべて引退させることができそうなダイヤ改正内容ですが、果たして…。

今回は先月から今月にかけての成果と車両動向を書いていきたいと思います、
●道北方面での成果①
先月、達布・羽幌のほうへ行ってきました。
小平町達布地区。もともとは達布も炭鉱で栄えており、留萌方面へ鉄道が走っていました。その後、バスによる運行となりてんてつバス(達布留萌線)が留萌神社下(留萌市)~達布学校前(小平町)間の路線バスの運行を行ってきました。
しかし、2014年10月に路線廃止が決定、それ以降は小平町がデマンドバスを運行することになります。
…と言うわけでまずは達布へ行ってみました。
こちらは達布の中心部にある達布営業所前です。ただし現在は単なる回転所状態になっているため、営業所の事務所内は基本的に誰もいないようです。



てんてつバスと言えば赤白塗装の車両が浮かんできますが、現在は達布留萌線で運用されているのは主に真っ白な車体のエアロミディ(旭川200か906/元西会津町所有)です。



ちなみに達布営業所前に貸切車が置かれていました。いたのは割と新しいナンバーのMS7でした。


達布営業所前から200mほど進むと車庫があります。達布留萌線向けの予備車とスクール用の車両が在籍しているようで、車庫の中で眠っていました。

達布営業所から1~2km程度進むと炭鉱施設の跡地が見えてきます。そして、その近くに達布留萌線の始発停留所となる達布学校前停留所があります。
学校と思われる施設が近くにありましたが、工事中でした。付近には民家もほとんどありません。

達布営業所から達布学校前に回送して行ったバスが、再び達布営業所前に戻って来ました。

そして誰も乗らないまま、達布営業所前を出発して行きます―
果たして、留萌に着くまでに何名が乗車するのでしょうか。バスが発車して行くと、再び達布の中心部は静かになり、聞こえるのは虫の音とたまに通過する車の音くらい。数十年前は炭鉱で栄えていて、バスの利用客も多かっただろうと思いますが、今では町人が歩く姿すらほとんど見れない状況。
てんてつバス達布留萌線が走っている風景が見れるのもあとわずか―

今回は乗車することができませんでしたが、廃止前にぜひ乗ってみたい路線であり、おすすめしたい路線です。
達布の自然豊かな緑、そして留萌に近付くにつれて見えてくる日本海。そんな景色が車窓には広がっています。魅力的な路線がまた一つ、消えようとしています。
その後は羽幌へ行ってきました。
買い物がてら立ち寄った沿岸バス羽幌本社にて。


帰る途中、北竜に立ち寄ってみました。
サンフラワー北竜にやってくる碧水と滝川を結ぶ路線に入っている中央バスのレインボーと…

ひまわり畑を見てきました!
…少し時期が早かったようです…。

●道北方面での成果②
先日、旭川のほうへ行ってきました。
行きは、旭川経由紋別行きに乗車。札幌200か1900番台の固定運用で、この日も札幌200か1951が運用に入っていました。しかし長い間、紋別・遠軽の固定となっているため、次の新車あたりでそろそろ外れるのでは…と言う気がしたので、今回乗ってみました。
深川~旭川鷹栖間が通行止めとなっていたため、一般道迂回となり約30分遅れで旭川ターミナルに到着しました。

旭川駅バスタッチへ。ここが旭川駅とは思えないほど近代的で、そして従来のごちゃごちゃした旭川駅近辺のバス乗り場も旭川駅バスタッチ発着路線ができたことにより若干分かりやすくなりました。
旭川駅の駅舎が新しくなってもう4年近く経ちますが、バスターミナルも作られました。旭川駅バスタッチ自体はかなり大きいですが、現在は発着するバスは少ない状態です。

旭川駅バスタッチ内にバス待機所も作られましたが、従来のバス回転所で待機しているケースが多いようです。

いくつかバスも撮ってきたので紹介します。
まずは旭川電気軌道から。1番線でツーステップ車が入っていました。個人的にこの路線でツーステを見たのはかなり久々でした。

去年導入のエアロスターノンステップ、QKG-MP37FM。旭山動物園方面の固定運用状態でしたが、現在は他の路線でも使用されているようです。


2台の並びも実現しました…!

続いて道北バス。まずは元横浜市営バス96年度車。

元神奈中のエアロミディ。レインボー、エアロミディともに稼働しているのを目撃しています。

こちらは自社発注の旭川230あ1。しばらく運用から外れていたようですが、久々に動いている姿を見ることができました。

元都営バスもまだまだ現役です。7Eのほうも稼働しているのを目撃しました。

ツーステップ車が多かった道北バスも最近では移籍車はノンステップ車の導入がメインとなり、ノンステップ車率が上がりました。
特に多く見かけるのが元尼崎市営。KC-MP747K、KC-UA460LANともに高頻度で見かけます。


去年の移籍車、旭川200か951、西東京バスから。道内では西工中型車が本格的に導入されていなかったこともあり、この手の車両は珍しいですね。

最後に路線車では一番新しいナンバーとなっている旭川200か977、西武バスからの移籍車です。2012年からKL-が移籍してくるようになりましたが、新7Eの移籍はこの車両が初となっています。

●道南バス札幌営業所にて
道南バス札幌営業所を見学させていただきました。
道南バス札幌営業所では特定輸送のスクール便を受け持っており、変わった車両も在籍しています。

まず古参となるP-から。元京急バスのP-HT235BAが3台在籍しています。
札幌200か3232(165)と3233(164)は所謂京急型ワンステップです。全国的にまだ残っているP-の京急型ワンステは貴重な存在ではないでしょうか。道内では十勝バスと道南バスに残っています。






米粒テールの車両もあまり見かけなくなってきましたね…。

元京急バスのP-HT235BAのうち、1台はツーステップ車となっており、登録番号は札幌200か3231(166)です。
銀サッシ二段窓のため、京急型ワンステの方よりも古そうに見えますが、年式は同じ1990年式です。


あともう1台、P-がいます、こちらは札幌200か843(160)。元都営バス都市新バス仕様のP-HT233BAです。
まだまだ札幌市内でも都市新バス仕様車を見ることができます。道内で同型車が残っているのは士別軌道くらいでしょうか。


続いてU-。エアロスターK(U-MP618P)が3台(札幌22か3189~3191)在籍しています。もともとは大阪市営バスにいた車両で、5年程度で道南バスへ流れてきました。
仕様路線が決まっていたこともあり内装もかなり良い仕様で、運賃表が設置されていない代わりに運賃表設置スペースに時計が設置されています。



続いて札幌200か3315(304)。元自家用かと思われるU-MP618Pです。


KC-の大型ショート車も在籍しています。札幌200か3468(305)、元自家用かと思われる車両で型式はKC-RU1JJCAです。

そして最近新たに札幌営業所に入ってきた車両がいます。札幌営業所のスクール専属車としては初のKL-でしょうか。
札幌200か3734(306)、全国的にも珍しい新7Bのトップドア車で、型式はKL-UA452PANです。もともとは洞爺湖町が保有していた車両ですが、道南バスに移籍し、札幌営業所に転属してきたようです。


●札幌圏のバス動向ほか
中央バスですが、お盆期間中の増便関連で旭川から貸し出されたと思われる旭川200か400がたきかわ号に入っていました。現在は旭川復帰しているかと思われます。

西岡営業所では芸術の森関連で車両不足となっているため、冬季対策車である札幌22か2390、そして他所から転属してきた札幌22か2677、2693が稼働しています。基本的に毎日のように動いているようです。しかし、あと1ヵ月程度でこの風景も見れなくなるでしょうし、残念な限りです。


続いてJHB。新車が今年も30台以上入って来ると思われるJHBですが、当然ながら引退する車両も出ています。
特に衝撃的だったのは、札幌市営バス最後の新車が全滅したことです。2001年に札幌市営バス琴似営業所に4台の新車(ふ01-1~4/KL-MP37JM)が導入されましたが、CNGの関係から残念ながら4台すべて引退したようです。
これにより、札幌市営バス最後の新車が全滅となり、JHBが所有する元札幌市営バスで一番新しいのは97年式となりました。
ちなみにこの4台は去年に厚別営業所へ転属、末期はスクール程度でしか稼働していませんでした。

最後に夕鉄バスの話題です。夕鉄バスでは9月からダイヤ改正が実施されることになったようです。
野幌営業所の乗務員不足などの影響からか大減便となりました。特に採算が取れなかったのであろう文京台・札幌都心方面の路線は相当な減便となりました。これにより、札幌都心へ行く便は昼の1本のみとなりました。朝・夕の便は割と乗っていた印象がありましたが、すべてなくなってしまうようです。

91年式をすべて引退させることができそうなダイヤ改正内容ですが、果たして…。

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