旭川22か282”旭川電気軌道を楽しむ会”貸切乗車記 - 2015.01.24 Sat
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さっぽろバスピクトリアル管理メンバーであるzkokhさん(MAPBUSさん)がブログを開設されたということでリンクを結ばせていただきました。さっぽろバスピクトリアル内のコンテンツでも外国へ渡った北海道のバスについての話題が載せられていますが、こちらのブログではミャンマーへ渡った日本のバスや現地の交通の乗車記などが載せられており、なかなか外国のバスについて扱っているサイトが少ないこともあり、見ていて非常に面白いブログです。
本題です、2014年11月の話になりますが、”旭川電気軌道を楽しむ会”が行われ、お誘いをいただきましたので参加させていただきました。今回の記事はそのレポートです。


今回、貸切の主役となった車両は、旭川電気軌道の最古参車である旭川電気軌道春光営業所所属、旭川22か282です。
現在最古参車は1989年式で、P-はこの代がラストとなっています。
2014年秋に新車が入り、最古参車も台数が減りましたが、UDは消えたもののまだ日野とふそうが数台残っています。


今回はその残ったうちの1台を貸し切って旭川電気軌道を思いっきり楽しんできました。
道内のバスはほとんどがエアサス車ですが、旭川電気軌道ではU-半ばあたりまでリーフサス車が選択されており、この車両もリーフサス車となっています。
一般路線に入る機会も少ないため、夏は特に動く姿をほとんど見かけなく、乗る機会もなかなかない車両だけに乗車するには非常にいい機会となりました。



最古参車の1989年式と2014年式の新車、25年もの差があります。

車内より。座席は赤系のモケットで、床は板張りとなっています。



この照明も旭川電気軌道のこだわりのうちの1つでしょうか。

【車両詳細】
登録番号:旭川22か282
所属:旭川電気軌道春光営業所
年式:1989年
車種/型式:日野ブルーリボン/P-HT236BA
10:00、旭川駅発
旭川駅を出発し、まずは東川町へと向かいます。
旭川市の中心部を出て、数十分程度でいつの間にか景色も変わり、畑を眺めつつ進んでいきます。


最初の目的地は、東川町にあるキトウシ森林公園です。まずはここで形式写真を撮影します。


ここで毎度おなじみ、行先表示の変更をしましたのでいくつか紹介します。
”JR列車代行”、JRが止まった時のために用意されている幕かと思いますが、使われたことはあるのでしょうか。

”[809]ナイター観戦シャトルバス”、野球ということで系統も809番線になっており、野球のボールも描かれています。

”バリアフリーおもちゃ博”、こちらもシャトルバスで使用された表示でしょうか。

”旭川冬まつりシャトルバス”、冬まつりの際に使用される表示ですね。

”試運転”、JHBなどいくつかの事業者でも入っている試運転表示、実際に見ることはなかなかないですね。

”航空会社代替輸送”、JAL・ANA・AIR DO・SKYMARKの表示が入っています。




朝は雨が降っていた旭川、この時間になってようやく青空も見えてきました。
冬になるとスキー場などでにぎやかになるとは思いますが、まだ秋だったこともあり静かでいい場所でした。



11:20、キトウシ森林公園発
ここからは再び旭川市へと戻ります。春光営業所の車両ですが、この後共栄営業所へと入っていきます。
11:40、共栄営業所着
共栄営業所にお邪魔し、撮影させていただきました。

まずは旭川22か530、U-中頃の車両です。

旭川230あ2000、旭川電気軌道初のいすゞエルガワンステップで、旭岳へと向かう66番線で使用されています。



普段見ることのできない78番線表示も…!

旭川230あ2001、2013年に入った久しぶりのふそう新車です。

旭川230あ2004、旧旭川バス塗装を纏った復刻塗装車です。


旭川230あ2005、こちらも旧塗装を纏った復刻塗装車で、1台だけ導入された旭川電気軌道唯一の日野ブルーリボンⅡとなっています。


2014年10月の新車お披露目会以来の2014年式の並びを見ることができました!


新車(QKG-)の間に挟まれる最古参車(P-)。


日野同士の並び。所属営業所が違うため、なかなか見ることのできない並びです。

共栄営業所にもまだP-が残っています。こちらで残っているのはふそうエアロスターM(P-MP218P)のみです。
旭川22か293、294の並びを見ることもできました。
またLED更新されておらず、旭川電気軌道では貴重となった幕車です。


白幕だけでなく、一部の路線の幕は黒幕となっています。黒幕の行先表示を2つほど。
”[21]木工団地”、現在は見ることのできない表示のうちの1つです。

”[30]1条7丁目”、こちらも現在は見ることのできない表示です。1条7丁目の「7」の部分だけ後から変えられたのか、字体が異なっています。

車内より。座席はメーカーごとにモケットが異なっており、ふそうは灰色系のモケットとなっています。

最古参車同士の並び。道内でP-の並びは滅多に見ることができなくなりました、この並びが見れるのも次の新車が入るまででしょうか。


共栄営業所を後にし、春光営業所へと向かいます。

15:10、春光営業所着
続いて春光営業所にお邪魔し、撮影させていただきました。
旭川230あ7725、最近入った貸切車がやってきました。

春光営業所には旭川22か282のほか、同型車があと2台が在籍しています。旭川22か281はイオンの無料送迎があったころ、専属で入っていたため前面にサボを入れる枠が残っています。

一旦旭川22か282もここに入ります。

旭川22か536、旭川電気軌道では導入台数が少なかった日野7E(U-HT2MPAA/1991年式)です。


車内より。座席は日野ですので赤系のモケットで、2人がけ座席の形状がP-とU-以降では違いがあります。

前面のウィングマークとリアの旭川日野自動車のステッカーが日野の証ですね。


そして旭川22か282との並びが実現しました!
どちらも一般路線に入ることが少なく、なかなか見ることのできない車両でした。日野車体と富士重工車体、エンジンはほぼ一緒ですが、どちらも非常に良い車両ですね。
ちょうどよく夕陽も浴びて、久しぶりにこんなにバスが格好良いと思えるくらい素晴らしい並びでした。





2台ともワンマン灯も残っています。


17:00、旭川駅着。
楽しかった1日も終わり、旭川駅前に戻ってきました。


今回の貸切では、思いっきり旭川電気軌道を楽しむことができました。
最後に、ご協力いただいた旭川電気軌道春光営業所、共栄営業所職員の方々、1日中ハンドルを握っていただいた乗務員さん、幹事さんをはじめとする参加者の方々、本当にありがとうございました。
また、乗れることを願っています―

さっぽろバスピクトリアル管理メンバーであるzkokhさん(MAPBUSさん)がブログを開設されたということでリンクを結ばせていただきました。さっぽろバスピクトリアル内のコンテンツでも外国へ渡った北海道のバスについての話題が載せられていますが、こちらのブログではミャンマーへ渡った日本のバスや現地の交通の乗車記などが載せられており、なかなか外国のバスについて扱っているサイトが少ないこともあり、見ていて非常に面白いブログです。
本題です、2014年11月の話になりますが、”旭川電気軌道を楽しむ会”が行われ、お誘いをいただきましたので参加させていただきました。今回の記事はそのレポートです。


今回、貸切の主役となった車両は、旭川電気軌道の最古参車である旭川電気軌道春光営業所所属、旭川22か282です。
現在最古参車は1989年式で、P-はこの代がラストとなっています。
2014年秋に新車が入り、最古参車も台数が減りましたが、UDは消えたもののまだ日野とふそうが数台残っています。


今回はその残ったうちの1台を貸し切って旭川電気軌道を思いっきり楽しんできました。
道内のバスはほとんどがエアサス車ですが、旭川電気軌道ではU-半ばあたりまでリーフサス車が選択されており、この車両もリーフサス車となっています。
一般路線に入る機会も少ないため、夏は特に動く姿をほとんど見かけなく、乗る機会もなかなかない車両だけに乗車するには非常にいい機会となりました。



最古参車の1989年式と2014年式の新車、25年もの差があります。

車内より。座席は赤系のモケットで、床は板張りとなっています。



この照明も旭川電気軌道のこだわりのうちの1つでしょうか。

【車両詳細】
登録番号:旭川22か282
所属:旭川電気軌道春光営業所
年式:1989年
車種/型式:日野ブルーリボン/P-HT236BA
10:00、旭川駅発
旭川駅を出発し、まずは東川町へと向かいます。
旭川市の中心部を出て、数十分程度でいつの間にか景色も変わり、畑を眺めつつ進んでいきます。


最初の目的地は、東川町にあるキトウシ森林公園です。まずはここで形式写真を撮影します。


ここで毎度おなじみ、行先表示の変更をしましたのでいくつか紹介します。
”JR列車代行”、JRが止まった時のために用意されている幕かと思いますが、使われたことはあるのでしょうか。

”[809]ナイター観戦シャトルバス”、野球ということで系統も809番線になっており、野球のボールも描かれています。

”バリアフリーおもちゃ博”、こちらもシャトルバスで使用された表示でしょうか。

”旭川冬まつりシャトルバス”、冬まつりの際に使用される表示ですね。

”試運転”、JHBなどいくつかの事業者でも入っている試運転表示、実際に見ることはなかなかないですね。

”航空会社代替輸送”、JAL・ANA・AIR DO・SKYMARKの表示が入っています。




朝は雨が降っていた旭川、この時間になってようやく青空も見えてきました。
冬になるとスキー場などでにぎやかになるとは思いますが、まだ秋だったこともあり静かでいい場所でした。



11:20、キトウシ森林公園発
ここからは再び旭川市へと戻ります。春光営業所の車両ですが、この後共栄営業所へと入っていきます。
11:40、共栄営業所着
共栄営業所にお邪魔し、撮影させていただきました。

まずは旭川22か530、U-中頃の車両です。

旭川230あ2000、旭川電気軌道初のいすゞエルガワンステップで、旭岳へと向かう66番線で使用されています。



普段見ることのできない78番線表示も…!

旭川230あ2001、2013年に入った久しぶりのふそう新車です。

旭川230あ2004、旧旭川バス塗装を纏った復刻塗装車です。


旭川230あ2005、こちらも旧塗装を纏った復刻塗装車で、1台だけ導入された旭川電気軌道唯一の日野ブルーリボンⅡとなっています。


2014年10月の新車お披露目会以来の2014年式の並びを見ることができました!


新車(QKG-)の間に挟まれる最古参車(P-)。


日野同士の並び。所属営業所が違うため、なかなか見ることのできない並びです。

共栄営業所にもまだP-が残っています。こちらで残っているのはふそうエアロスターM(P-MP218P)のみです。
旭川22か293、294の並びを見ることもできました。
またLED更新されておらず、旭川電気軌道では貴重となった幕車です。


白幕だけでなく、一部の路線の幕は黒幕となっています。黒幕の行先表示を2つほど。
”[21]木工団地”、現在は見ることのできない表示のうちの1つです。

”[30]1条7丁目”、こちらも現在は見ることのできない表示です。1条7丁目の「7」の部分だけ後から変えられたのか、字体が異なっています。

車内より。座席はメーカーごとにモケットが異なっており、ふそうは灰色系のモケットとなっています。

最古参車同士の並び。道内でP-の並びは滅多に見ることができなくなりました、この並びが見れるのも次の新車が入るまででしょうか。


共栄営業所を後にし、春光営業所へと向かいます。

15:10、春光営業所着
続いて春光営業所にお邪魔し、撮影させていただきました。
旭川230あ7725、最近入った貸切車がやってきました。

春光営業所には旭川22か282のほか、同型車があと2台が在籍しています。旭川22か281はイオンの無料送迎があったころ、専属で入っていたため前面にサボを入れる枠が残っています。

一旦旭川22か282もここに入ります。

旭川22か536、旭川電気軌道では導入台数が少なかった日野7E(U-HT2MPAA/1991年式)です。


車内より。座席は日野ですので赤系のモケットで、2人がけ座席の形状がP-とU-以降では違いがあります。

前面のウィングマークとリアの旭川日野自動車のステッカーが日野の証ですね。


そして旭川22か282との並びが実現しました!
どちらも一般路線に入ることが少なく、なかなか見ることのできない車両でした。日野車体と富士重工車体、エンジンはほぼ一緒ですが、どちらも非常に良い車両ですね。
ちょうどよく夕陽も浴びて、久しぶりにこんなにバスが格好良いと思えるくらい素晴らしい並びでした。





2台ともワンマン灯も残っています。


17:00、旭川駅着。
楽しかった1日も終わり、旭川駅前に戻ってきました。


今回の貸切では、思いっきり旭川電気軌道を楽しむことができました。
最後に、ご協力いただいた旭川電気軌道春光営業所、共栄営業所職員の方々、1日中ハンドルを握っていただいた乗務員さん、幹事さんをはじめとする参加者の方々、本当にありがとうございました。
また、乗れることを願っています―


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● COMMENT ●
北海道内のバス会社でふそうの新エアロスターを導入する会社が増えてきましたが、地元の中央バスやJHBなどほとんどの会社がワンステップ車の導入なので旭川電気軌道のようにノンステップ車が導入されるのが羨ましいです。